“紅世の徒”。炎の色は深緑。人間に対し中立の立場を取る。力の消耗を減らすためにトーチに寄生し、現在老紳士の姿をしている。消えかけのトーチからのみ“存在の力”を集めており、世界のバランスに極力気を使っているため無害とされ、普通のフレイムヘイズはわざわざ討滅に乗り出さない。ラミーを討滅すると逆に、集められた膨大な量の“存在の力”が制御を失い、世界のバランスを崩す可能性の方が高いとされる。
失われた大切な絵を復活させるために膨大な“存在の力”を集めており、統御できない分の“存在の力”を毛糸玉に編み上げて持ち歩いている。偶然から悠二と出会い、シャナとの関係に悩む彼に様々な助言を与えた。性格は非常に冷静沈着で、討滅するために現れたマージョリーに対しても大して動揺せず、シャナにマージョリーを討つ機会を与えるために自ら囮になったりした。
“屍拾い”というのは、この世にのみ存在する「トーチを拾い集める者」を意味するこちら側での通り名であり実は真名では無い。ラミーというのも偽名のようなもの。その正体は、『封絶』をはじめとする数多くの自在法を編み出した、“紅世”最高の天才自在師“螺旋の風琴(らせんのふうきん)”リャナンシー。少女の姿をした、存在そのものはとても弱く小さい“徒”だが、異常に高効率な自在法を、望むままに即座に構成することが可能。その力を狙われ、ある“紅世の王”に捕らえられてその力を支配する鳥籠に入れられ、宝具『小夜啼鳥(ナハティガル)』にされていた時代もある。
年が明けてから[仮装舞踏会]に所属する“徒”デカラビアより動員令を受け、『星黎殿』で悠二・シャナ・アラストールと再会した後、『大命』遂行の協力者としてベルペオルに『大命詩篇』の解明を任される。その数日後、『星黎殿』の機密区画である岩塊部のとある部屋にて、自身の存在の断片が旧友であるヴィルヘルミナと再会し、部屋の先へは進まないように説得しながら、僅かな友誼で司令室『祀竃閣』へと通じる通路へと密かに誘導した。リャナンシーにとっては絵を復元するための“存在の力”を平穏に集めることだけが目的で、世界の行く末も[仮装舞踏会]とフレイムヘイズ陣営の戦争のどちらの勝敗にも興味がない。[仮装舞踏会]への協力も、世界最大規模の組織に逆らって睨まれるよりも、非常時に協力することで普段の行動を見逃してもらえる方が目的のために都合がいいからである。
ちなみに老紳士の姿をした彼女は番外編で坂井悠二から師匠と呼ばれている。
死骸を掘り出して喰らうラミーという同名の悪魔が存在する。欧州の伝承に芸術家に才を与える代償に夭折させるというリャナンシーという同名の妖精が存在する。
“愛染自”ソラト(あいぜんじ)[Sorath]
声:アニメ 白石涼子
“紅世の徒”。炎の色は山吹色。シャナに匹敵する一流の剣の腕に似合わぬ幼い言動が特徴の金髪碧眼の少年。片手持ちの大剣型宝具『吸血鬼(ブルートザオガー)』の使い手。妹よりも目先の欲を優先した、純粋ゆえに冷酷な性格。
戦闘時は鎧を一瞬にして装着する。自在法は不得手で、初歩的な自在法である封絶や達意の言もまともに使えない。特殊能力として、欲するものを、見なくとも在処を感じることができる自身の存在の本質『欲望の嗅覚』を持ち、『秘匿の聖室(クリュプタ)』に隠蔽された『星黎殿』さえ感じ取ることが出来る。『贄殿遮那』を狙って御崎市に来訪しシャナを襲撃し、戦いの末に妹に続いてシャナに討滅される。
ちなみに『吸血鬼』は、その後マージョリーが持ち帰り、マージョリーが現実を知らせる為佐藤と田中に与え、シャナに譲られた後、最終的に悠二の手に渡った。
太陽を司る同名の悪魔が存在する。
“愛染他”ティリエル(あいぜんた)[Tiriel]
声:アニメ 田村ゆかり
“紅世の徒”。炎の色は兄のソラトと同じ山吹色。ソラトと瓜二つの顔をしたソラトの妹。最愛の兄・ソラトに見せる甘い顔と、それ以外の時に見せる残忍な顔を持つ巧緻な自在師。『揺りかごの園(クレイドル・ガーデン)』という自在法を使い、ソラトを守り欲望を叶えさせるためにサポートに回る。
『揺りかごの園』は封絶と似た力を持つが、内部の気配を外部に洩らさない。そのためいかなる“徒”でもフレイムヘイズに気配を気付かれないでいる事が可能である。戦闘時には宝具『オルゴール』の力で、自在式を人間に打ち込んで大量に作り出していた高度かつ複数の機能を秘めた“燐子”ピニオンを制御し、街一つを覆うほどの巨大な規模に『揺りかごの園』を拡大させる。その際は他者を逃がさない隔離空間としても機能し、さらにピニオンが周りの“存在の力”を奪い兄妹に“存在の力”を供給し続けるため、力をほぼ好き放題に振るえる。
他者(彼女の場合は兄)に尽くし、そのためには自分の命さえも厭わない彼女の存在の本質は『溺愛の抱擁』とも呼ばれ、自在法『揺りかごの園』の根源的な精神になっている。
なお人間に自在式を打ち込んで多機能な“燐子”ピニオンを作り出すという行為は、『他者のために全てを捧げる』というティリエルの本質を他者に移殖するという行為であり、すなわちピニオンはティリエルの分離体である。
この2人の互いにすがるような愛情表現にシャナは反感を覚えるものの、同時に愛するもののためならば自らの命を賭すことも辞さないその姿に大きな感銘を受ける。
兄であるソラトが討滅される数分前に、自身の“存在の力”を使い果たして消滅した。
水星を司る同名の天使が存在する。
“笑謔の聘”ロフォカレ(しょうぎゃくのへい)[Rofocale]
“紅世の徒”。炎の色は不明。大きな三角帽に襟を立てた燕尾服で顔を隠した男で、古風なリュートを抱える自称「楽師」。索敵能力(本人曰く感受性)に優れる。[仮装舞踏会]の協力者で、『星黎殿』に向かう途中、シュドナイ率いる軍の索敵を行っていた。現在は『星黎殿』に居付いており、なぜか“祭礼の蛇”とヘカテー、ベルペオルらの散策に同席することを許されている(というより空気のように扱われている)特殊な存在。『大命』第二段階でも、“祭礼の蛇”坂井悠二らと共に『久遠の陥穽』へも同行するが、やはりなぜかそのことも空気のように扱われ、触れられていない。何かの一党に属している模様。
地獄の宰相にルキフグ・ロフォカルという同名の悪魔がいる。
“纏玩”ウコバク(てんがん)[Ukobach]
“紅世の徒”。炎の色は爛れた赤銅色。シャナが悠二に出会う前に討滅した(0巻収録の短編参照)。己の本来の醜い姿を極端に嫌い、理想的な美しい人間型の姿を作る為に人攫いや写真撮影を行っていた。泡を放ち相手を捕獲する宝具『アタランテ』を持つ。他の“徒”と比較しても格段に弱い力しか持たない。ウコバクが作った“燐子”も、トレーラーの運転と写真撮影の手伝いといった雑用しかこなせず、戦闘の手助けもできない稚拙なものであった。
ウコバクという同名の下級の悪魔が存在する。
“穿徹の洞”アナベルグ(せんてつのほら)[Annaberg]
声:アニメ 真殿光昭
“紅世の徒”。炎の色は鉛色。トレンチコートとソフト帽を身に纏い、火掻き棒のような手と丸型メーターの顔を持つ。
人間が作り出す文明や優れた物に心酔しているが、曰く「文明の加速」のため、それらの破壊を目的に活動している。これは、「壊された優れた物を糧に、より優れた新たな物を作る」という人間の活動を、自ら優れた物を破壊する事で促進させるという事。袖口などから噴出する蒸気で気配や“存在の力”をぼやかす事が出来るが、敵味方問わずの気配の混淆の為にフレイムヘイズの奇襲に“徒”が気付きにくくもなる。また、切り札として、発射した炎弾の任意爆破もできる。それなりにフレイムヘイズとの交戦経験があり、幾人か倒してもいる模様。
1930年代の[革正団]との戦いでフレイムヘイズ達がニューヨークから離れた隙を狙い、“千変”シュドナイを護衛として雇ってエンパイア・ステート・ビルを破壊しようと目論むが、マージョリーに阻止され、最後はユーリイに討滅される。
第二期アニメにも登場し、アニメでは顔(にあたる圧力計)の表面に『ANNA BERG』というロゴを確認できる。
ドイツで鉱山を守るとされる同名の悪魔アナベルグが存在する。
海魔(仮)[Kraken]
海魔(クラーケン)は海洋上で人を襲う“徒”の総称であり、ここでは、かつてユーリイ・フヴォイカを襲った個体について述べている。
通名、真名ともに不明。炎の色は腐った藻のような暗い緑色。巨大な蛸のような姿。アメリカに向かう移民船を襲撃したが、ウァラクと契約したユーリイによって一撃で討滅された。
第二期アニメではユーリイの回想の中で姿だけ登場した。
北欧の伝承にクラーケンという同名の海の怪物が登場する。
“駆掠の礫”カシャ(くりゃくのれき)[Kasha]
声:アニメ 松原大典
“紅世の徒”。炎の色はアイボリー。外伝『ゾートロープ』に登場。薄手のジャケットにスラックス、首には洒落たストリング・タイという姿の青年。
数十もの指輪からなる宝具『コルデー』を操って炎弾を撃ちだしたり爆破したりといった攻撃スタイルをとる。踝に炎の車輪を発生させ、移動に使う。ゾフィー・サバリッシュの下で師事していたシャナ(当時は炎髪灼眼の少女)と戦い、あっけなく討滅された。
第二期アニメでは『ゾートロープ』の話は無かったことになっており、「売り出し中」ということで名を売るために御崎市に住むシャナに戦いを挑み、近衛史菜が人間かどうかを判断するために利用された挙句、やはりあっけなく討滅された。
日本に火車という同名の妖怪が存在する。
“羿鱗”ニティカ(げいりん)[Nitika]
“紅世の徒”。炎の色は鼠色。外伝『ゾートロープ』に登場。巨体は翼竜とも見え、体中に鱗のように金貨を貼り付けている。
外見から、金貨を集めることが趣味と推測される。古美術商店の金庫を漁っていたところをシャナ(当時は炎髪灼眼の少女)に襲撃され、逃亡。自身を中心とした移動式の封絶を構成し、低空飛行で破壊した街並みを未修復の状態で封絶外に放り出すことでシャナの動揺を誘ったが、最終的にゾフィー・サバリッシュに討滅された。
真名が連載時(鯨鱗)と文庫版及びDVD初回特典付属の冊子(羿鱗)で異なっている。
ヌクテメロンの宝石を司るニティカという同名の人物が存在する。
“戯睡郷”メア(ぎすいきょう)[Mare]
声:ゲーム・アニメ 小林沙苗
“紅世の徒”。炎の色は朱鷺色。ゴスロリ風の衣装と日傘という上品ないでたちをしている“徒”で、『零時迷子』の“ミステス”である悠二に執着していた。
その実体は“ミステス”に寄生する存在そのものは非常に小さい“徒”。少女の姿も寄生している“ミステス”の姿であり、本来の姿はピエロの様な道化の姿。寄生された“ミステス”の頭部には、太い角が生えてくる。悠二に寄生する事で誰にも無視されない存在になろうとしていた。夢を操り“ミステス”の『戒禁』を破る自在法『ゲマインデ』と、寄生している“ミステス”が蔵する、無数の鈴を飛ばし攻撃する宝具『パパゲーナ』を操る。
『ゲマインデ』は“ミステス”に掛けられた『戒禁』を侵食し、対象者の記憶から抽出した情報を元に『敵』として組み換え、それを夢の世界に取り込んだ者に破壊させることで“ミステス”を守る『戒禁』を破壊させる、メア曰く「共に見る滅びの夢」である特殊な自在法。通常は戦闘用宝具を宿した“ミステス”に使われるが、相手が戦闘用宝具を宿していないのに『戒禁』に守られているような例外の場合は、フレイムヘイズも夢に取り込み『敵』を倒させる。ちっぽけな存在であるメアが『戒禁』を破るための唯一の方法であり、メアの生命線でもある。対象者に夢であることに気づかれると夢の主導権を奪われてしまい術も解けてしまうため、夢の媒介には複数の人間を使う。これは夢の世界が記憶から作り出された世界であるため、一人の記憶では簡単に生まれてしまう「現実との齟齬」を出来る限り少なくする役目もある。
当初は作者監修によるゲーム版オリジナルとして登場した“徒”だが、ゲーム版もDSに移植されるにあたって作者の加筆修正が加わり公式外伝の位置づけとなったからか、原作にも名称のみ登場。“壊刃”サブラクと知り合いであり、かつてサブラクと一緒に旅をしており、その代償として粗末な短剣を渡していた。己の弱さゆえに、強大な力を持つサブラクや“紅世”の『神』を羨みながら恨み、サブラクにも気後れせず突っ掛かっていた模様。サブラクから『炎髪灼眼の討ち手』と『零時迷子』のミステスに関する情報を与えられたことでシャナ達に挑もうと画策し、その後に日本で待ち合わせる約束をしていたが、その待ち合わせ場所にメアが現れることはなかった。
第二期アニメでは登場する時期や『ゲマインデ』の能力の概要が異なり、また『零時迷子』に掛けられた『戒禁』の存在も知らなかった。
名前に似た単語に、夢魔を意味するナイトメアという語がある。
[仮装舞踏会(バル・マスケ)]
盟主と三柱の強大なる“紅世の王”である『三柱臣(トリニティ)』を中心とした、世界最大規模の“紅世の徒”の組織。他の大集団とは頭一つ二つ抜きん出た桁違いの規模の兵力を備え、一騎当千の実力を持った錚々たる顔ぶれの将帥らが数多く在籍している。数千年前より存在する組織で、普段は情報交換と支援を本分として、他の組織と情勢分析のための会合を行ったり、構成員ではない“徒”の保護、フレイムヘイズを避けるための秘匿交通路の確保や、この世に跋扈する“徒”にこの世で暮らすための訓令を与えたり、彼らに仇なすフレイムヘイズやその外界宿(アウトロー)の殲滅を行うなど、この世の“徒”に対する互助共生を行っている。
『大命』と呼ばれる究極目標を掲げており、その成就に向けた活動も行っているが、『大命』の第一段階が為されるまでは『大命』は隠匿されていたたため、詳しく知っていたのは『三柱臣』やその側近、一部の布告官だけで、存在を知っている者ですら歴戦の捜索猟兵や巡回士に僅かしかおらず、『大命』という言葉自体を知らない者も多かった。
『大命』には三つの段階があり、その第一段階は、『久遠の陥穽』に放逐された盟主の意思を受信し思い通りに動く代用体を精製すること、第二段階は『久遠の陥穽』へ通じる『神門』を開き、そこに放逐された盟主の本体を取り戻すことであり、最終段階の詳細は不明だが、その目的は世界の変革である。この世で盟主の力を振るう代行体を構築する為に盟主が編み上げた『大命詩篇』と呼ばれる自在式が中核となり、数千年という年月をかけて準備してきた大がかりな計画である。“紅世の徒”のポジションを根本的に変えるものであるらしい。
『三柱臣』は盟主によって生み出された眷属であり、それぞれの意志や事情・目的によって組織に属する他の“徒”達とは違い、成り立ちから盟主に属することを宿命付けられ、古代から付き従っている特異な存在である。彼らは強烈なカリスマを持ち、通常束ねることが困難な“徒”をこれ程までに束ねているのは、『三柱臣』が重ねてきた長年の実績と、彼らと対面した際に抱かされる感情によるものである。
役職として、上記の『三柱臣』に加えて、現在判明してる限りでは、戦闘を担当する巡回士(ヴァンデラー)、フレイムヘイズの捜索・追討や組織のための情報収集を担当する捜索猟兵(イエーガー)、組織の中枢と各地の捜索猟兵や巡回士らとの連絡を主任務とする布告官(ヘロルト)などが存在する。通常、巡回士と捜索猟兵はペアを組んで任務を遂行する事が多い。
盟主を失った数千年前の一戦以降「主なしの組織」となり、一度として自ら武力闘争と呼ばれる程の戦いを仕掛けることはなかったが、『零時迷子』の発見以降は積極的かつ秘密裏に動き出し、『大命』の妨げになる世界各地の重要な外界宿を襲撃し、壊滅させ続けた。盟主が仮の帰還を果たした後、上海外界宿総本部での一大会戦にて東アジアのほぼ全てのフレイムヘイズごとこれを殲滅、事実上の宣戦布告をし、開戦状態となっている。
[仮装舞踏会]の“王”
“祭礼の蛇”(さいれいのへび)
[仮装舞踏会]盟主。“紅世の王”にして“紅世”の世界法則を体現する超常的存在である『神』の一柱、“紅世”の『創造神』。炎の色は黒。この炎は通常とは違い、闇と区別がつかないような「輝かない炎」であり、「全てを染め上げ塗り潰す」とも形容される。その権能は「造化」と「確定」。踏み出し見出す力を司り、新たなものや流れを作り出す、始まりの神。その権能ゆえに新たな発見に溢れたこの世に興味を持ち、数千年前に『三柱臣』と共にこの世に現れ、良し悪しに関係なく求められるままにこの世の“徒”達に多くのものを齎したが、この世の在り様にまで手を出したことでフレイムヘイズ達に攻撃され、敗れる。
『天裂き地呑む』化け物とまで称される伝説の存在。マージョリーやマルコシアスの伝え聞いた『神殺し』の御伽話によると、かつて「支配」というものに興味を覚え、『大縛鎖』という都とそれを監視する宝具『玻璃壇』を作り、作った途端にフレイムヘイズ達に袋叩きにされ「一発昇天」した、とのことだった。実際には『大縛鎖』にて世界の変革を行おうとした所を、阻みにきた古のフレイムヘイズ達との壮絶な死闘の末に、究極の不帰の秘法『久遠の陥穽』によってあらゆる法則から外れた帰還不可能な世界の狭間に追いやられたことで辛うじて食い止められ、討滅されたと認識されていたのであった。しかし実際は討滅されたわけではなく、“祭礼の蛇”の神体は今もなお『久遠の陥穽』に存在している。
なお秘法『久遠の陥穽』が発動した際、逃れられないと悟った“祭礼の蛇”は『久遠の陥穽』を創造神の力で構造変容させて、共に巻き込まれた最古のフレイムヘイズたちの『久遠の陥穽』を作動させ続ける“存在の力”を、ほんの微か自分にも流れ込むよう改変させた。その結果得た減じない“存在の力”を“祭礼の蛇”は、代行体を構築するための自在式『大命詩篇』と、両界の狭間に作り上げた創造神の本体へと至る道である『詣道』の創造に当て、両界の狭間で帰還の時を待ち続けていた。
かつての性格は不明だが、フリアグネ曰く「すごくすごく偉い……でも、とてもとても変で、とてもとても甘い……ああなっても仕様がなかった……」との事。
以前の通名は現時点では不明である。
“祭礼の蛇”坂井悠二(さいれいのへび・さかいゆうじ)
[仮装舞踏会]盟主。『久遠の陥穽』に放逐された“祭礼の蛇”が、この世での代行体として『零時迷子』の“ミステス”坂井悠二と精神を同調させた、“祭礼の蛇”であると同時に坂井悠二でもある存在。炎の色は“祭礼の蛇”と同じく黒であり、その炎が映す影の色は銀。
外見は、緋色の凱甲と衣を纏い、頭の後ろから長髪のように漆黒の竜尾が伸びている。声は悠二の物と盟主の物が混在した状態となっているが、これは予想外の現象であり、その原因は誰にもわかっていない。なお、彼の凱甲や竜尾などは彼の意思で自在に出したり消したりできるため、元の姿となんら変わりのない「坂井悠二」の姿を取ることもできる。
物語開始以前、サブラクにより『零時迷子』へと打ち込まれた自在式『大命詩篇』によって、『零時迷子』は代行体の動力源『暴君I』へと変化し、感情と、それに伴う行動を採集する『暴君II』の採集した無数の人格鏡像を受信し続けていた。本来ならこれらを繋ぎ合わせた『暴君』に“祭礼の蛇”の意識を宿すはずだったが、人格鏡像の断片越しに悠二と意識を共有した“祭礼の蛇”は悠二に興味を抱き、その結果、悠二をモノとしてではなく自身と共に「大命の王道」を歩む唯一の人間として認め、悠二と精神を同調させる形態へと変更させ、悠二自身も“祭礼の蛇”と共に歩むことを選び、同調した。なお、現在“祭礼の蛇”は『仮の帰還』とされている。
“祭礼の蛇”が数千年前に人間に呼ばれていた通名を捨て、坂井悠二の名を自らの通名としている。悠二と“祭礼の蛇”の記憶、感情など全てが交りあっており、悠二の「人間の代替物」としての存在こそ消えているものの、彼の意識は今もなお存在し、洗脳などはされておらず、操られてもいない。悠二自身の意思によって“祭礼の蛇”と同調し、“世界を変える”という共通した目的に向かって行動している。“祭礼の蛇”として振る舞うと同時に悠二としても振る舞い、悠二と“祭礼の蛇”のどちらの意思を主として行動しているのか、『三柱臣』やシャナ達外部からは判別できておらず、それ故に困惑されてもいる。
代行体であるため当然“祭礼の蛇”の本体は『久遠の陥穽』に存在し、それを取り戻すことも目的の一つとしているが、“祭礼の蛇”としては本体が帰還した所で悠二を「簡単に脱ぎ捨てるにはいかにも惜しい逸材」であると評し、悠二としても「シャナと共に歩んでいくことが望みであり、自身を犠牲に世界を変えるなんて気はない」と語っている。
帰還した当初、初めて盟主を見た[仮装舞踏会]の構成員らからは、突然帰還して盟主となったことや、“ミステス”が素体であること、ヘカテーとベルペオルへの扱いなどから凄まじい反感を買っていたが、その後の謁見の式典で[仮装舞踏会]の盟主たる者としての姿と実力と在り様を見せつけ、全構成員からの絶大な畏怖と敬服を得て、盟主として認められる。
現在はあくまで代行体であるとはいえ、「超重の豪雨」「灼熱の陽光」「恐怖の雪崩」「聳える孤嶽の前に立たされているが如き」とまで評される程に尋常ではない巨大な気配を持ち、“紅世の王”リベザルの全身全霊の一撃を片手のみで毛ほども動かず受け止める程の途方もない力を有する。頭の竜尾は伸縮自在で思いのままに操ることができ、凄まじい防御力を持つと共に、叩きつけるなどして攻撃や加速・軌道修正にも利用できる。それに加え、以前の悠二が所持していた三つの宝具、『零時迷子』、『吸血鬼(ブルートザオガー)』、『アズュール』も当然所持しており、自在法を使用せずとも強大な戦闘力を誇る。補助武装として自身の銀の影から“銀”を無数に発生させることもでき、“銀”を潰した破片で巨大な球状の牢獄を作り出して閉じ込め、さらに内部の者を数百を遥かに超える無数の“銀”に攻撃させることも可能。そして誰もが予期せぬ結果として、原因は不明ながら異常なまでに鋭敏な探知能力も備えていた。また、躊躇なく戦友であり恩師でもあるマージョリーを精神的に追い詰めるといった冷酷な面も持つ。
“祭礼の蛇”を阻み討滅することが出来るのは、彼と同格の存在である天罰神“天壌の劫火”アラストールのみであるとされている。“祭礼の蛇”本体が帰還すれば、[仮装舞踏会]の勝利は確定するとされている。
一月初頭に御崎市に帰郷し、シャナ、マージョリー、ヴィルヘルミナの三人を容易く手玉に取り、完勝し、シャナをこれから起こる戦から守るため『星黎殿』へと連れ去る。その際に、かつて自分が創り出した宝具『玻璃壇』を奪還した。そして『大命』の第二段階として、もう一つの“祭礼の蛇”である「創造神“祭礼の蛇”の神体」を帰還させるため、『久遠の陥穽』へと通じる『神門』を創造し、ヘカテーによるシャナ暗殺未遂を防いだ後、『三柱臣』・サブラク・教授とドミノ・ロフォカレを伴って『久遠の陥穽』へと向かう。
“千変”シュドナイ(せんぺん)[Sydonay]
声:アニメ 三宅健太
“紅世の王”。[仮装舞踏会]『三柱臣(トリニティ)』の将軍。炎の色は濁った紫。圧倒的な戦闘力を誇り、古来より幾人もの名高いフレイムヘイズを葬ってきた強大な“王”。軍の指揮官としても練達にして無類の将帥である。しかし職務に対しては怠慢で、道楽にかまけて『三柱臣』としての仕事を一つもこなしていなかった。が、そんな態度にも関わらず[仮装舞踏会]の“徒”たちからの尊崇の念は絶大で、その強さ・将軍としての能力にも全幅の信頼を寄せられている。他者の依頼を受けて依頼者の身を守ることを趣味とする変わり者でもあり、普段は依頼を受け他の“徒”を護衛している(これはシュドナイ本来の使命、在り様の代替行為である)。
他の“徒”とは異なり、その真名が示す本質から生まれる『変化』の力を持っているため姿は不特定であり、必要に応じて姿形を自在に変えることができる。普段は人間型をしており、プラチナブロンドをオールバックにし、サングラスを掛け、ダークスーツを着た(中世には黒い鎧の騎士の姿をとっていた)長身の男性の姿をとる。しかし戦闘時や「食事」の時には、頭や腕や口を様々な場所に複数作ったり、全身や腕や口などの体の一部を巨大化させたり、切り離したり、蝙蝠、亀、大蛇、鳥など様々な動物(虎が比較的多い)に変えたり、高層ビルの内部を全て埋め尽くすほどに分裂したりなどと、自由自在に変化する(アニメでは、鵺の様な一本角のライオンの体に鳥の脚、蝙蝠の翼、爬虫類の尾、という姿で一定している)。
戦闘時には「本質そのままの姿」へと姿をとる戦闘スタイルからか、人間の文化に憧れるあまり本質そのままの姿を陳腐とする最近の“徒”の風潮を、内心で寂しく思っている。一方で、人間の姿をとる際には当代の流行文化をいち早く取り入れる洒落者の面も持つことから、人間の文化そのものには好意的と言える。特に煙草が大好きで、いつも吸っている。
『三柱臣』として大命遂行の際にのみその行使を許される宝具は剛槍『神鉄如意』。持ち主の体型変化に応じて大きさや形を変える槍であり、『変化』と合わせることで城の尖塔ほどにも巨大化させることや、穂先を数十に分裂・変形させたり、シュドナイが分裂した数に合わせて『神鉄如意』そのものを数千という数に増やすことも出来るなど、自由自在に変形させられる。本人が手を離した状態でも形状を自在に変化させられ、巨大化も維持できる。素の力も非常に強力だが、この剛槍の使用によってさらに圧倒的な戦闘力を発揮する。その強大な戦闘力で、名の知られた強力なフレイムヘイズを幾十人も葬り去っている。
ヘカテーに好意を持っており「俺のヘカテー」と公言して憚らないが、当人には、毎回きっちり「私はあなたのものではありません」と返され、嫌味すら言われるなど職務態度の悪い同僚程度の応対しかされていない。普段は飄々として部下にも寛大な性格で、敵であるフレイムヘイズに対してすらも友人に接するかのような態度を取る事も多いが、ヘカテーの身に僅かでも危険が及ぶと怒り狂い、その原因を作った相手に全力で攻撃し、幾人もの“徒”や“王”までもが彼の手にかかっている。ダンタリオンも危害が及ぶ原因となった過去があるようでシュドナイに襲われた事がある。さらにその怒りはヘカテーを守れなかった味方の護衛にも向き、フェコルーやベルペオルでさえも真剣に自分の身命を危ぶむほどで、周りは敵の襲撃以上に、ヘカテーに危険が及ぶことと、それがシュドナイに知れることを恐れている。ちなみに本人曰く、ヘカテーを愛しているのであって、決してそういう趣味ではないとの事。
一方でベルペオルのことは公然と「ババア」呼ばわりしてこき下ろし、ベルペオルの方もいちいち皮肉たっぷりに接しているが、特に彼女を嫌っているわけではなく、単に両者の性格の反りが合わないだけであり、互いにその実力を認め、利用しあっている。ちなみに両者とも盟主となんらかの盟約を結んでいるが、シュドナイはあまりその盟約には忠実ではない。とはいえ、後述の様に職務に励み始めるなど、盟主に対しては他の『三柱臣』同様、非常に忠実である。
“愛染の兄妹”の護衛をしている際に悠二と遭遇。“ミステス”と気づいて中の宝具を奪い取ろうとしたが、『零時迷子』に掛けられた『戒禁』(防御用の自在法)によって、右腕と本質の一部を失った(その後、再構成した)。その事と、大した力も持たずに“封絶”の中で動ける事から、悠二の宿す宝具が『零時迷子』だと察知し、それを[仮装舞踏会]へと知らせる。以降は[仮装舞踏会]の「将軍」という本来の職務に急に本腰を入れるようになり、軍勢を率いて世界各地の重要な外界宿(アウトロー)を襲撃、陥落させ、同時に幾十人もの名高いフレイムヘイズを倒してきた。上海外界宿総本部の一大会戦にて東アジアの討ち手らを一掃した後、『星黎殿』へと帰還する。その後、現在の盟主の在り様に懸念を抱きながらも、不在の間の軍の統括をデカラビアに任せ、『大命』の第二段階として、“祭礼の蛇”坂井悠二に付き従って『久遠の陥穽』へ出立する。
かつての中国での古い通名は「蚩尤」。
アスモデウスの別名をもつ同名の悪魔が存在する。「蚩尤」は、黄帝(別名・帝鴻氏)に討滅された中国神話の怪神。
なお、アニメの番外編『頂のヘカテーたん』では、パロディであるがヘカテーの傍にいることに快感を得ており、また悠二に対して怪しい口調で話すシーンがある。その際にヘカテーから「変態」呼ばわりされている(後に「親父臭い」とも言われて、ショックを受けていた)。
“頂の座”ヘカテー(いただきのくら)[Hecate]
声:アニメ 能登麻美子
“紅世の王”。[仮装舞踏会]『三柱臣(トリニティ)』の巫女。炎の色は明るすぎる水色。[仮装舞踏会]構成員からは大御巫(おおみかんなぎ)の尊称で呼ばれている。表情に乏しい幼い美少女の容姿をしている。杓子定規な物言いが特徴。大命遂行に際し、主に盟主の意思と『大命詩篇』を受けとる役割を担っており、『大命詩篇』の扱いも一手に担っている。通常は『星黎殿』の内部にある祭壇の間『星辰楼』にその身を置き、この世に渡り着いたばかりの“徒”たちに、この世で生きるための訓令を与えている。姿を見せることは極めて稀で、その真意や性向、能力などは殆ど知られていないにも関わらず[仮装舞踏会]に属する“徒”たちからは最も尊崇されている存在であり、『三柱臣』の中でも特異な存在として知られている。
『三柱臣』として大命遂行の際にのみその行使を許される宝具は錫杖『トライゴン』。その具体的な能力や効果は不明である。他にも教授に十六回も改造された笛の宝具を所持しており、具体的な効果は不明だが、鳴らした後に竜の形をした強力な炎を無数に放つ他、『星黎殿』の停泊時間の終了などを伝える役目もある。自身の炎と同じ色の光弾を流星の如く飛ばす自在法『星(アステル)』を使う。一度に数十発飛ばす事も可能。華奢な外観とは裏腹に強靭な膂力と体術の持ち主で、シャナとも互角に渡り合える程である。その他、マージョリーが幾十重も張り巡らせた防御の自在法を一瞬で容易く破壊してもいる。
キネテ 紅葉の旅 菊座おり しぼり キューシ チェリー シンボル オートキプ ニース オレン よぶすま ラン タイト フォール オムレツ 鐘 フーガ グマー ディム ドナルドック かみす ラビ ふじ豆 エッグ エッジボール レプラ タロッ 全国通 タウン ガーネット スイッチ デニム マハラ ロール コロンブス タスク フェーン パツ バルカン スケッチ タロー プレッピ ロッタリ メッキ しとみや スイー ロード ハドロン ゆうじょ テーベ
自らに言い寄るシュドナイを相手にしないなど、基本的に他人に対して無関心で感情も殆ど示さないが、盟主たる“祭礼の蛇”のことは文字通り「彼女の神」とまでされるほどに崇拝し、“祭礼の蛇”に関する事柄に対してだけは喜怒哀楽を示し、感情的にもなる。その他、なぜか誰もが扱いに困る変人ダンタリオンのことを「おじさま」と呼んで慕っており、彼の勝手な行動によってトラブルが起きても、庇ったりしている(しかし『大命』や“祭礼の蛇”に関することには限度がある)。
『大戦』においてアラストールによって『大命詩篇』が破壊されたことからアラストールの力を非常に警戒しており、“祭礼の蛇”坂井悠二がシャナを捕らえた時には、盟主への忠義とアラストールの危険性への警戒から、盟主のために盟主の命に背き、彼女を密殺しようとしたが、シャナの機転で“祭礼の蛇”坂井悠二に介入され未遂に終わる。その際に“祭礼の蛇”坂井悠二にシャナを殺す方が危険となることを説かれ、諭されたものの、なお納得しきってはいない模様。『大命』の第二段階として、“祭礼の蛇”坂井悠二に付き従って『久遠の陥穽』に出立する。
“祭礼の蛇”の不在に耐える為に高い山の山頂で過ごす事が趣味であり、それが真名の由来にもなっている。山を汚す登山家を嫌っており、過去に何度か出くわした際は例外無く皆殺しにしてきた。
ギリシャ神話で呪術を司るヘカテーという同名の女神が登場する。
アニメ版での設定では、膨大な器の持ち主で自分の器が満たされる事が望みだった。他者の器に自分の器を合わせると言う能力をもっており、今まで様々な者に器を合わせてきたが満たされたことはなかった。また、性格も原作と多少異なる。第二期では自らの偽りの器である近衛史菜を作り出し、悠二の元へ送り込んでいる。
“逆理の裁者”ベルペオル(ぎゃくりのさいしゃ)[Bel-Peol]
声:アニメ 大原さやか
“紅世の王”。[仮装舞踏会]『三柱臣(トリニティ)』の参謀。炎の色は金色。かつての役職名は軍師で、[仮装舞踏会]改組の際に改名させた。右目に眼帯をした、妙齢の三つ目の美女。狡猾で智略に長けており、この世のあらゆる陰謀に手が届くとまで謳われ、およそ彼女を知る者からは「この世で最も敵に回したくない」とまでに恐れられる鬼謀の“王”。[仮装舞踏会]構成員らから絶大な尊崇の念を向けられているが、彼女自身は目的のためには他者を簡単に利用し、切り捨てることができる冷酷な性格でもある。だが“祭礼の蛇”に対しては非常に忠実で、彼を慕い、絶大な信奉を寄せている。「思うままに生きる」ことを好む他の“徒”とは違い、「思うままにならない事にこそ挑む甲斐を感じる」という特質を持つ。常から不在がちだった盟主と、託宣に明け暮れる巫女“頂の座”ヘカテー、不真面目な将軍“千変”シュドナイに代わり、実質的に組織を運営しており、盟主が帰還してからもそれは変わっていない。
[仮装舞踏会]は、桁違いの規模の大軍勢に、『三柱臣』を始め強大な“王”達が数多く在籍しており、いざ動いた時の脅威やベルペオルの智謀への評価から、対峙する者は事あるごとに「彼女の陰謀の一環ではないか」と疑心暗鬼に駆られてその勢いを押し留められることになり、本人もそういった評価を時に煽りながら有効に活用している。
『三柱臣』として大命遂行の際にのみその行使を許される宝具は拘鎖『タルタロス』。変幻自在に動く鎖であり、能力の詳細は不明だが、特定現象を切り離す能力や、鎖の環の一つ一つから存在を封じていた“燐子”を出現させる能力を持つ。『大戦』では、共振していた『大命詩篇』が砕かれた影響で苦しむヘカテーを救助するために鎖の一部を切り離し囲むことで共振を遮断し、シャナに鎖の一部を取り付けた際には、フレイムヘイズとしての能力を全て封じていた。一巡して結節させることで、その内にあるものを外部から完全に隔離し、攻撃を無効化し弾き返すこともできる。
『星黎殿』の司令室である『祀竃閣』にいることが多いが、大命遂行のために外出する事も多い。「組織であるがゆえの強さ」を重んじ、数千年という単位で唱えている。
「教授」ことダンタリオンを比較的上手くコントロールできる数少ない人物であり、彼から自在式を込める事のできる金塊『デミゴールド』をせしめ、それを使って『非常手段(ゴルディアン・ノット)』などの宝具を製造している。
『零時迷子』の発見後、『実験』を一段落させたダンタリオンを再び呼び戻し、“壊刃”サブラクに声を掛け、シュドナイ率いる軍に外界宿(アウトロー)を攻撃させていた。そして盟主帰還の後、来るフレイムヘイズ陣営との史上最大の戦いに備え、世界中に散らばっていた[仮装舞踏会]の全軍・全構成員を『星黎殿』に集結させ、万全の戦備を整えている。『大命』の第二段階として、“祭礼の蛇”坂井悠二に付き従って『久遠の陥穽』に出立する。
原作では直接戦闘を行う描写は無いが、第一期アニメでは終盤にヴィルヘミナと激突している。
ベルフェゴールの別名をもつ同名の悪魔が存在する。